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「母の昭和史 父の沈黙」 著:稲塚由美子 発行:「隣る人」工房

¥500 税込

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「わたしが何からつくられているのか…たどる旅」

「わたし」のルーツをたどること…その過程には、肯定的にとらえることができるものだけではなく、否定したくなるものもあるかもしれない。それでも、「わたし」を肯定して生きていくためには、すべてをひっくるめて自分のアイデンティティーを確かめていくしかない。

あの世界大戦の戦争のなか、青春時代を生きてきた著者の親世代。戦後の時代からすれば、受け入れ難い価値観に満たされた社会のなかで生を営み、その痛みをともなった経験を引きずりながら戦後を生きてきた。

その老いた親たちの介護、また、知的障害のある兄の支援をしながら、著者はかれらに寄り添い、耳を傾け、しかし、異論あることには議論することを決してあきらめない。そこには、いまへとつながる個人の問題だけではない、わたしたちの社会の問題があるからだ。

「…まず隣に立つ者の声に耳を傾けるのだ。そして豊富な文献調査による時代の俯瞰図を重ねていけばいい。やがて人々は、心の中に息づく差別や偏見をじっと見据え、そして自分と他者とを発見する…」(「母の昭和史」より)

(A5 全36ページ)

「隣る人」工房(https://tonaruhito-kobo.com)の冊子出版第一弾。

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